15歳
朝、洗濯物を干していて、はっとして、だだだっ!と階段を駆け下りてカレンダーを確認。
しまった・・・・。今日息子の誕生日じゃん。彼を学校に送り出すまでの朝の時間、「おめでとう」言わなかったなあ。
学校に電話して呼び出してもらって、「おめでとう」と伝えたい気分だった。
娘は修学旅行に出かけていて、不在だったので、お誕生日ごはんはまた後日にしようね。と言っていたのだが、忘れられたバースデーって寂しいだろうし、なんか、母のごめんの懺悔みたいな、意地みたいので、ケーキ作って、彼が好きな料理をたっぷり作りました。
思い出した・・・。去年も忘れかけて、仕事詰まってて、ギリギリデコレーションも無しのロールケーキだったんだ・・・。ごめん・・・。
息子は15歳。だけど、たぶん随分幼いのだと思います。見た目も性質も。
のんびり、だら〜っとした性格で、競争心ってのが希薄で、今の世知辛い世の中、大丈夫かね?と心配になる部分もあるのですが、でも、結構周りのことは見えていて、細かいことはスルーして、自分のやりたいこと、やりたくないことははっきりしている。
クラスメートの女の子に「掴めない」と言われて、私もそれ聞いて納得しました。そう。なんか掴めないのです。
だから、つい強い口調であれやれこれやれ!と言ってしまうのだが、彼は彼のペースで生きてるんだよな。
夏休み、スヌーピー柄のTシャツを着た息子が昼頃だら〜んと起きてきた様子があまりにもだらけ過ぎてて夫が「スヌーピーみたいだな」と言ったら、本人嬉しそうにしてて・・・。(そこ、喜ぶところか?)
夫は「スヌーピーだと思えば、腹も立たないだろ。可愛いし。」と私に言いました。
確かに。「もっと、もっと」と親は自分の理想を押し付けるから親子共々疲れちゃうんだね。彼は彼。彼はスヌーピー。って、大らかに彼を見守ってあげてればいいんだね。
な〜んて、思ったり、腹が立ったり、そんな繰り返しの15年。
元気に素直に成長してくれてありがとう、な15年。
品もなく15本のカラフルなロウソクを立てたスヌーピーのバースデーケーキを見て、「完全に忘れとると思った。ケーキは無いと思っとった」って嬉しそうに笑う顔がまだまだ可愛らしい。
そして「このスヌーピー、太ってね?まゆげ濃いし。」
細かいことは気にするな!!!
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